留学の準備をしてる。
出国予定は9月9日。
もう来月。
大学が許可を出してくれない。
こっちは必死で準備を進めてるし、じぶんのお金も時間もたくさん費やしてる。
留学の許可を出してもらう手続きのはずなのに、まるで「行くな」って言われてるみたい。
何回、書類を出せばいい?
あと何を証明すればいい?
わたしに直接理由のひとことの説明もなく「ベナンには行けない」って担当教員を介して伝えてくるのなに?
わたしに説明しろよ。
わたしに説明させろよ。
いかにこの留学にわたしが懸けているのか、副学長の前でプレゼンさせろよ。
ただただ事務的に「行けません」って伝えてくるのほんと腹立つ。
その一言が、
大学3年の、
20歳の、
わたしに、
どれだけ重く圧し掛かるかわかるか?
もう学生時代のことなんて忘れたか?
ぜんぜん楽しくない。
留学の準備をしているはずなのに、心がちっともワクワクしない。
昨日の、奨学財団の留学事前研修は楽しかったよ。
留学予定の仲間とたくさん話して、悩みを共有して、
「やっぱり私は海外留学に行けるんだ」ってワクワクした。
たくさんの大人が登壇してわたしたちの背中を押してくれた。
「ぜひ行ってきてください」
行けねえじゃん。
「大人の言うことは信じるな」って言ってたけどさ、
結局この世の中を動かしてるのは大人なんだよ。
あんたらの言うとおりにやらないと、私には何もやらせてくれないんだよ。
悲しい。悲しい。
泣きながらキーボードを叩いてる。
泣く暇もなく、目の前の手続きを進めないと間に合わない。
でも、行けるかわかんない。
最後の最後に、大学が、
直接の謝罪の言葉もなく、
「大変心苦しいですが、許可は下りない方向となりました」
でおしまいにするんだろ、あんたらは。
ほんとうに嫌い。
こんな楽しくない気持ちで、せっかくの留学準備を進めなきゃいけないなんて、
ほんとうに嫌い。
6月末時点で大学が「留学に行かせられません」って言い切ったから、
私はビザも、ワクチンも、すべての準備をストップしたんだよ。
その2週間後に「特例措置を出せるかもしれません。まだわかりませんけど。」
その1週間後に「手続きの方法が決まりました。」
「今週末に許可を出せると思います」
「やっぱり出せません。もう少し待ってください」
「もう一度やり直しになるかもしれません」
友だちとゆっくり最後のご飯も食べる暇もないんだよ。
1年間会えなくなるかもしれない友だちとの時間を犠牲にして、あんたらが急がせる手続きの準備をしている。
じゃあ、出せよ。
ここまで犠牲にしてるんだよ。
もう嫌だよ。
さっさと楽にしてくれ。
涙しか出てこない。
楽しくない。
ほんとに楽しくない。