パリ市内でアフリカ渡航のための予防接種【黄熱病,マラリア,B型肝炎,etc】

私は現在パリに滞在していますが、2022年7月から2か月間、西アフリカのベナン共和国に滞在する予定です!

 

衛生環境が相対的に整っていない国で寝泊まりするので、さまざまな病気の予防接種を受ける必要がありました。

 

わたしはこの厚労省のサイトを見て、自分が受けた方が良い予防接種を確認しました。

www.forth.go.jp

このサイトには「接種推奨」と書かれていても、結果的に接種しなかったものもあるので、それも含め残しておきます。

 

トラベルクリニックで接種したワクチン

黄熱病、腸チフス髄膜炎

まずはここを訪問しました。

goo.gl

もともとは、ここでB型肝炎マラリア予防薬も処方してもらう予定だったのですが、以下のように先生に言われたので、その通りにしました。

  • 肝炎ワクチンは、国民皆保険に入っていれば、それが適用される。このトラベルクリニックは保険適用外なので、高くつく。
  • マラリア予防薬は、一般開業医(Médecin généraliste)に処方箋を発行してもらい、薬局で購入する

医者に「接種の必要なし」と判断されたワクチン

破傷風

トラベルクリニックの先生が私の予防接種歴(母子手帳を自分で仏訳)を確認し、こう判断してくれました。

破傷風ワクチンは、他の病気との混合ワクチンとして子どもの頃に接種していたので、今回あらたに受ける必要はありませんでした。

 

Médecin généralisteで処方・接種してもらったワクチン・薬

マラリア予防薬

マラリア予防薬は数種類ありますが、マラロンを処方されました。

私はこれを日本のクリニックでも処方され、服薬した経験があるので、安心しました。

滞在中毎日+帰国後1週間、服用します。

 

B型肝炎

初回接種+1か月後に2回目+さらに1か月後に3回目

先生に処方箋を処方してもらい、薬局でそれを見せてワクチンを購入。

自宅の冷蔵庫に保管し(!)、再度先生のもとへ行って、注射してもらいます。

 

注意!

フランスの医療制度は日本とちがいます。

予防接種をする場合は、診察をしてくれる先生(Médecin généraliste)のもとではワクチンを購入することができません。

 

①Médecin généralisteに処方箋を発行してもらう

②その処方箋を薬局に持っていき、ワクチン購入

③再度Médecin généralisteを訪れ、注射

 

つまり、2度先生のもとを訪れる必要があります(笑)

A型肝炎

今回、一番わたしの頭を悩ませたのはこれです!

実は、私は数年前に日本製のA型肝炎ワクチンを接種していたんです。

 

4年前 日本製A型肝炎ワクチン(エイムゲン)を1か月間隔で2度接種

 

本来は、初回接種から1-2年のあいだに3回目接種を受けなければならない

・・・しかし、私はすっかり忘れていた!

 

この場合、あらたにフランスで接種するべきなのかどうなのか、わからなかったので、接種したクリニックにメールで訊いてみました。

回答のポイントは以下の通り。

 

  • 抗体取得には個人差がある

  •  

    国内ならば3回目として早めに接種しつつ、抗体検査を推奨し抗体取得出来ていればその後の接種を中止する

  •  

    現在海外滞在で、上記方法が難しければ海外製A 型肝炎を検討しても良い

  •  

    接種回数や抗体検査の有無につきましては、Drと相談するように

 

この回答を機械仏訳し、フランスの先生(Médecin généraliste)に相談しました。

先生「…ややこしいね(笑)」

 

ひとまず、A型肝炎の抗体検査をすることに。

 

血液検査は、Médecin généralisteではできないので、Laboratoireに行きます。

あさイチで検査してもらい、その日のうちにメールで結果がわかります。

それを持参して、再度先生のもとを訪問。

結果をもとに、再度接種する必要があるのか否か判断してくれました。