なんでもないようでなんでもある日

20歳。好きなものはマンガと映画とアニメ。こんなことを考えて今日も眠れなくなっている!

お盆の過ごし方 1日目・2日目

この時期の中華料理屋は家族連れで混む。

 

いつもの平日の昼どきは、作業着姿のおじさんたちで店が満席になる。

しかし、お盆初日の昨日は様子が違った。

後から後から来るのは家族連ればかり。

親子2人組や、おばあちゃんとその子ども夫婦らしき3人組、両親と子どもの4人家族。

小さな子ども連れもいて、お店がいつもよりにぎやかだった。

 

私も例年なら祖父母の家にいる頃だ。

 

仏さまを迎える準備をしているだろう。

お仏壇の扉を開き、台を引き出し、きれいにホコリを払う。

おリンや香炉、見台など種々様々の仏具は、白い布をかかけた手前のテーブルの上に出す。

その足元には、赤と紫が鮮やかな座布団に載せた大小2つの木魚を置く。

桐紋の描かれた提灯をふくらませ、天井から2つを吊り下げる。

組み立てて足をつけた2つの提灯は、お仏壇を挟むように置く。

もちろん、お盆の象徴である茄子の牛ときゅうりの馬も作る。

本来は一対で足りるはずだが、茄子ときゅうりにマッチ棒をぷすっと刺すのがおもしろかった私と妹は、毎年3つ4つは作っていた。

 

そこに、おじさんが、鬼灯や色とりどりの花を持ってきて、仏壇まわりに飾る。

天井にも鬼灯を吊るそうと言ってきて、私にやらせたこともあった。

お墓参りにバラの花を持っていくような人なのだ。

でも、私たち家族の、仏さまへの「手の合わせ方」はそれでいいのだ。

 

13日の夜には玄関先で迎え火を焚く。

あらかじめ海岸から砂を取ってきて、四角錘の砂盛を作る。

なんでわざわざ浜から砂を取ってくるのかは、祖父に聞いたことがなかったのでわからないが、祖父母が海に近い町の出身だからだろうか。

素焼きのお皿の上でオガラを焚き、「あなたの帰る家はここですよ」と先祖に伝える。

そして、せっかく火を出したのだからと、花火を始める。

子どもは私と妹しかいないが、祖父母もおじ夫婦もみんな一緒に楽しんでくれた。

 

何日間も線香の香りに包まれ、ずっとゆらめく炎が目に映る

祖父母の家での過ごし方はいつもそうだった。