おもしろかったよ。
原作がすきで、キャスティングの再限度が高いとおもったから観に行ったらおもしろかったよ。
ただ、映画をみていて、原作を読みたくなった。
そう思わせたのは、たぶん作品としてはあまり良くないよね。
アニメに対しても思った。
「原作のほうがおもしろいな」って。
ただ、おもしろいっていうのは、表現としてのレベルが高いっていうこと。
アニメになると、音楽もついて、動きもつくから、絶対に白黒漫画よりおもしろく作れるはずなのに。
とくにあっくんが飛び降りるシーンに、原作よりも動きがなさすぎて、萎えた。
なんで、アニメなのに”動き”においてマンガに負けてるの?
なんで音楽をつけられるのに、マンガより感動させられないの?
そう思っちゃってアニメは見るのやめた。
映画に対しても若干同じことを思ってしまった。
役者はいいよ。似てる。カッコイイ。
あと120分の映画として成立させるために、ちょいちょい追記編集している脚本はよい。
マンガにないシーンとか、セリフ、キャラの表情をみれて驚きがあった。
(オープニングのシーン印象つよすぎ。別映画見に来たかと思った)
しかし、まず、アクションの魅せ方がマンガに負けている。
つまり、全体的にカメラアングルがかっこよくない。
それと、なんか魅せ方がダサい。
どこかで見たことある照明、アングル、色、配置。
うーん、考えれば考えるほど、どうしてあんなにもマンガに負けているのかわからない。
原作での感動体験がここ数年でもハンパなさ過ぎたからかな~
”すごいマンガ”どころじゃなくて”すごい創作物”だったのかな。
にしたって、映画もアニメも、もうすこし原作を超えようという気概がほしかったな。
そうだ、原作の大事なエピソードを変えるなら、もっと演出も突き抜けたものをやればよかったんだ。
マンガ原作だがみごとにそれを超えてきた映画「帝一の圀」は、脚本をまとめ、それに演出をつける方法があまりにも優れていたんだなあ。
うーん、惜しいなあ。