キューブリック監督「2001年宇宙の旅」意味わからん過ぎて逆に好き

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よくわからぬ。それに尽きる。

結局よくわからぬ。

 

地球外生命体と呼ばれ恐れられ興味をかきたてた存在は何のことはない人間だった、

それで良いのか?

なぜ一人の宇宙飛行士は死んだのだ?

いや、あの広大な暗闇にまっ黄色の人間がおもちゃのようにフワフワと浮く画面は実に人間のはかなさを感じさせ好きであったのだが、しかしあの必然性はなんだったのか結局よくわからぬ。

なぜHALは間違えたのだ?なぜ宇宙船内に人間を入れることを許さなかったのだ?

明確な理由などわからぬ。

理由がわからぬからこそ宇宙に身を投げ、のれんに腕押しと構わず鬼才の行間を読もうとするのだ。それが人よ。

 

キューブリックがそう言っているように聞こえた。

 

これまで好きな映画監督などいなかったが、キューブリック監督ははじめて他の作品も観たいと私に思わせた。