【ONE PIECE再読】はじめの敵3人は「ルフィが目指すもの」の暗示

ルフィが海に出て最初に出会う敵3人

 

斧手のモーガン

道化のバギー

百計のクロ

 

モーガンは、「偉さ」こそが強さだと言った

バギーは、金ピカキラキラの宝物こそ、真の「宝物」であると言った

クロは、海軍に追われることなくお金だけ得ようと卑怯な手をつかった

 

一方

ルフィは、「この海で一番自由なやつが海賊王だ」とハッキリ言った。

「自由」なことが強いのだ。

 

ルフィは、麦わら帽子や仲間を「宝」だと何度も言っている

形のないものも宝になり得る。ロジャーが見つけたワンピースも形のある「宝」だと誰が言えるだろうか。

 

ルフィは、いつでも強者に立ちむかい「倒す」ことに命を懸けてきた。

人の信用を裏切るような卑怯な手は使わず、海軍大将にもまっすぐ拳を向ける。

 

まさか始まりの3人の敵が、すでにルフィの「目指すもの」や「信念」を暗示していたとは!

いや、逆に言えば、ルフィは初めから「一人の人間」として核が定まっていたのだ。

少年ジャンプの紙の上に載る前から、尾田栄一郎のラフノートの紙の上で、

ルフィの人間性は固く方向付けられていたのだ。

 

ルフィは核を持つからこそ、自由に動き回る。

 

人間はみな核を持てばこそ自由に強く動き回れる。