インターンの初日の挨拶にうかがった。
「とりあえず何ができるか、見せてくれる?」
何も。
自分が得意だと思っているコミュニケーション力や雑談力や、人とつながる力といったソフトな能力は、それだけでは仕事にならない。
文字にすると当たり前すぎて笑えてくるのに、現実で思い知った私は泣くしかなかった。
自分のこの手で”もの”を生み出せる、ハード的な能力が必要だ。
このままでは仕事なんてできない。
専門職ってすごい。
建築士も、
タクシー運転手も、
板前も、
アクセサリーデザイナーも、
「自分のこの手さえあればこれができます」って示せるものを、
私も身に付けよう。