なんでもないようでなんでもある日

20歳。好きなものはマンガと映画とアニメ。こんなことを考えて今日も眠れなくなっている!

作・野田彩子「ダブル」を読んで感じた、社会の型にハマらない生き方のおもしろさ

「ダブル」野田彩子 (ヒーローズコミックス ふらっと)

 

ダブル(1) (ヒーローズコミックス ふらっと) | 野田彩子 | マンガ | Kindleストア | Amazon

 

これものすごくおもしろい。

 

本屋さんで、表紙の絵のタッチの力強さに惹かれ、その場で試し読みをしてみた。

1話だけ読んで、その後購入。

 

だってこういう理由でおもしろい↓

  1. 絵がしっかり上手く、キャラクターの表情が豊か
  2. スピード感があり、話の熱量もある
  3. 2人で1人の役者ってそんな設定初めて見たわ!

1つ目と2つ目はおもしろい漫画にだいたい共通しているとして、3つ目で挙げた設定のオリジナリティだよね。

ただの天才役者の話だったら腐るほどあるけど、2人の人間で対話して、想像して、役を創り込む「天才役者」の話は奇想天外すぎる。

でも、その独特の設定が、演劇を巡るリアリティにうまく馴染んでいる。

 

私、元演劇部なんだけど、下手に「生まれながらの天才役者」の話をされると読んでて気持ち悪くなる。リアルじゃないと思ってしまう。あと正直に言うと、自分にその才能がなかったことを突き付けられて無理。

 

確かに、「ダブル」も宝田多家良っていう天才役者の話なんだけど、彼は鴨島友仁という人間とあまりにも癒着している。

台本を共有して対話しながら一緒に役作りをしている。

先天的ではない「天才役者」が目の前で創られていて、さらにその過程が突飛なんだけどリアルだから、見ていてきもちがいい。

 

あと、こんなにも突然変異な役者としてのあり方があって良いんだと思うことで、社会の枠に収まらない生き方のおもしろさを再認識する。

黒子のバスケ」の木吉鉄平も元々センターだったけどポイントガードを同時にやり始めて、自分の武器にした。

「ポジションは1つしかやってはいけない」「役者=1人の人間」という枠を取っ払ったオリジナリティ溢れる生き方はやっぱりおもしろい。