6年の差

今月中にサークルを引退する先輩が、今までを振り返った話をしてくれた。

 

「自分はやりたいことをやって人生を楽しめる人間じゃない。

与えられたことをやり、それを深めることの方が満足を得られる。」

 

自分がやりたいことをやることこそ、人生で一番すばらしいと思っていた私にとっては、はじめて触れる考え方だった。

 

「タイの水質環境はものすごく悪い。でも、それを解決するには最低でも100万円はかかる。やれたらやりたいけど、自分にはできないからやらない。」

 

後ろ向きだな?って一瞬思ったけど、

 

「自分にできないことはやらない。自分ができることをやる。」

 

あ、

 

 

夢をみることは大切だけど、今はまだ実現可能性が低いことをずっと追い求めるより、今、自分のまわりでできることを1つずつやって、少しずつ自分のできる範囲を広げていくことの方が、より確実な歩みじゃないか?

 

空の上ほどに遠くてぼやけた夢をずっと追いかけるのは、いつまで経っても叶うことがなさそうで、なかなかつらい。

 

一度、目線を下げて、今自分にできることを見つめて1つずる重ねていった方が良いかもしれない。

 

RADWIMPSの「夢番地」は、これに近いことを歌っていたよな。

 

どう生きるかは、いろいろ道がありすぎてむずかしいな。時間が急かしてくる。